外国人業務に必要な労働法令の真髄(全6回)

外国人業務に必要な労働法令の真髄

注意事項(使用テキストに関するご連絡)

使用テキストである『プレップ労働法』の第7版が2023年1月23日に発売されます。
第3回までの講義では同書第6版を使用して参りましたが、今回から最新版である第7版を使用すると講師である山脇先生からご連絡を頂いております。
受講者の皆様におかれましては、講義開催日までに各自ご購入の上で、講義にご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

第4回講義以降は、山脇先生が講義中に「プレップの●頁」と言及される際は、第7版における頁数を指しますので、ご留意下さい。なお、2023年2月17日(金)の第4回講義では、『プレップ労働法〔第7版〕』の151頁~202頁につき、ご講義を頂く予定です。

講座の趣旨・内容

 この度、イミグレーションロー実務研究会では、年々増加する外国人業務に必須となりつつある労働法令の修得のため、弁護士の山脇康嗣先生を講師にお迎えして、全6回シリーズの労働法令講座を開設することに致しました。入管法だけを知っていれば良い時代は終わり、これからはその周辺領域の法令にも精通していなければならないケースが増えてきております。

 是非、この機会に当講座を受講して頂き、皆様の業務のレベルアップに繋がることを祈念しております。

講師からのコメント

 特定技能外国人や技能実習生等の現業的就労者の受入実務が重要となってきているところ、当該実務の遂行上、労働法令の修得が必要不可欠です。

「技術・人文知識・国際業務」等の専門技術的就労資格については、今後、許可基準や立証レベルの緩和及びオンライン化等に伴う企業における内製化が徐々に進んでいくことが見込まれます。そのため、士業者としては、申請取次という手続業務に加えて、顧問業務(外国人労働者の適法かつ適正な受入れの実現・維持のための継続的な助言指導、外国人材を最大限に活用するための戦略的人事指導)や監査業務(適法性監査、「ビジネスと人権」としての人権DD)を重点的に取り扱っていく必要があるところ、当該業務の遂行上も、労働法令の修得が必要不可欠です。

近時の外国人法制においては、入管法令と労働法令が交錯する接点が増加しており、その観点でも、労働法令の修得が重要です。

頭では「今後、労働法令の勉強が重要だ」とわかっていても、実際には、どの書籍で、何から、どのように手をつければよいのかがわからないという方も多いと思われます。

そのような方に対して、本講座が道しるべとなり、上記の今後の業務変化シフトに対応できるようにすることを目指します。つまり、今後の制度改革等の方向性に応じた「業務の高度化・多角化」に実戦的に対応できるようにします。

多くの方にとっては、労働法令のみを単体で勉強するのは味気ないと思われます。外国人関係業務の遂行上必要であるという観点から、入管法令との交錯を具体的に意識しながら修得するのが最も効果的です。

労働法令はボリュームがあるため、その全体像を体系的に(丸暗記ではなく)趣旨から理解して、実際の業務に活用できるようにするためには、単発の(1回限りの)講義ではおよそ不可能です。

そこで、講師が知る限り、労働法書籍の中で最もわかりやすく内容の正確性も信頼できる森戸英幸『プレップ労働法〔第6版〕』(弘文堂、令和元年)と拙著『詳説 入管法と外国人労務管理・監査の実務-入管・労働法令、内部審査基準、実務運用、裁判例-〔第3版〕』(新日本法規、令和4年)を使用テキストとして、全6回の連続講座として実施いたします。

なお、各回の講義において参照する条文集として、独立行政法人労働政策研究・研修機構『労働関係法規集〔2022年版〕』を強く推奨いたします。

より効果的な修得という観点から、時間があれば可能な限り、各回講義の前に、森戸英幸『プレップ労働法〔第6版〕』の該当ページ(1回の講義あたり50頁程度ですが、とても面白い本なのでさくさく読めるはずです。)をざっとでよいので一読しておいて頂くのが望ましいですが、業務多忙で時間がないときまでも予習を必須とするものではありません。

指定テキスト・条文集

指定テキスト(毎回要持参)

(1)森戸英幸『プレップ労働法〔第7版〕』(弘文堂、令和5年)
https://x.gd/jGzwq

(2)山脇康嗣『詳説 入管法と外国人労務管理・監査の実務-入管・労働法令、内部審査基準、実務運用、裁判例-〔第3版〕』(新日本法規、令和4年)
https://www.sn-hoki.co.jp/shop/item/5100236

条文集

独立行政法人労働政策研究・研修機構『労働関係法規集〔2022年版〕』を強く推奨
https://www.jil.go.jp/publication/ippan/houkishu.html
(上記の条文集を購入しない場合は、講義中にPC等により直ちに該当条文を参照できるようにして下さい。)

当講座の受講について

受講対象者

当講座を受講できる方は下記の通りとなります。
それ以外の方からのお申し込みはお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
※当会会員以外の方は士業としての登録情報を照会させて頂く事があります。

1.下記の士業で登録・開業している方
  行政書士
  弁護士
  社会保険労務士
  税理士
  公認会計士
  司法書士

2.イミケン会員事務所で勤務する補助者

受講方式・受講料

会場受講(先着20名)とオンライン受講のハイブリッド方式となります。
当会会員:3,000円
会員外 :4,500円
※1.受講料は会場、オンラインに共に同額です。
※2.会員価格は2022年9月30日以前に当会会員になられた方が対象となります。

開催スケジュール

回数 開催日 場所 時間
1回目 2022年11月18日(金) レアル会議室 18:30~20:30
2回目 2022年12月16日(金) レアル会議室 18:30~20:30
3回目 2023年1月13日(金) レアル会議室 18:30~20:30
4回目 2023年2月17日(金) レアル会議室 18:30~20:30
5回目 2023年3月17日(金) レアル会議室 18:30~20:30
6回目 2023年4月14日(金) レアル会議室 17:30~19:30
*終了後、懇親会がございます。

※最終回の講義後、打ち上げを予定しております。

【第4回講義を受け付けております】