2016年4月28日「詳説 入管法の実務(第1回)」の様子

4月28日(木)に「詳説 入管法の実務(第1回)」が港区商工会館で開催されました。小雨が降る中、約70名の皆様にご出席いただきました。

講師は前回に引き続き、弁護士の山脇康嗣先生です。前回(3/29)の研修会と同じ場所なので、前回の写真を流用したように見えますが、ちゃんと毎回撮影しています。

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今回は10回シリーズの第1回目ということで、講義の目的や1年後の到達目標について説明がありました。今年中に成立するであろう「営利目的在留資格等不正取得助長罪」が行政書士の業務に影響することは必至であり、自分の身を守るために理論武装しなければならないこと。そして、全10回の講義を終えたころには、より高い入管法の解釈ができるような能力が身につけられると話されておりました。

その後、入管業務で使われる用語について説明があり、事実認定のあり方や裁量(要件裁量、効果裁量、時の裁量)について解説されました。理由書を書く場合は憲法、国際人権条約、判例を使うべきで、山脇先生も自分自身の著書を引用することがあるそうです。ついで最近の話題について新聞記事から紹介、解説がありました。

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今回配布された資料ですが、次回(5/26)でも使うそうです。次回出席予定の方は忘れないようにしましょう。

記事:山川文明