第55回GVFセミナー「難民該当性の国際比較」

 この度、イミグレーションロー実務研究会は、当会顧問でいらっしゃる浅川晃広先生に、「難民該当性の国際比較」と題し、ご講演頂くこととなりました。近年、難民の問題は至るところでクローズアップ去れるようになりましたが、本当の難民とは何かと問われたときに、明確に定義を回答できる方は少ないように見受けられます。

加えて、難民問題については、国によって若干の違いがあり、各国の取り組み方を学ぶことは、行政書士をはじめとする実務家にとっても、大いに意義があると思います。

 また、偽装難民に纏わる審査の長期化については、非常に気になるところですが、難民審査参与員として最前線でご活躍されておられます浅川先生に審査の実態及び迅速化について、可能な範囲でお話を頂ければと考えております。

 ご興味のある方は、是非、ご参加ください。

<浅川晃広先生 略歴>
2002 年 8月から 2年間、在オーストラリア日本大使館専門調査員など
現在、名古屋大学院国際開発研究科講師、法務省難民審査参与員、
当会顧問(オーストラリア法 担当)
著書 :「オーストラリア移民政策論」中央公事業出版
「近代日本と帰化制度」渓水社 他多数

<浅川先生より本セミナーの要旨について>
 往々にして「日本の難民認定の基準は厳しい」と言われる。しかし、難民該当性の論点は多岐にわたっており、一概に「厳しい」とすることは困難である。

 本発表では、豪州の難民該当性の公開された決定を資料とし、難民該当性のそれぞれの論点について検討し、日本との比較を試みる。論点としては、①信憑性と立証責任、②迫害概念、③各迫害事由の成立要素、④補完的保護、⑤安全な第三国、⑥国内移転、⑦濫用防止策などが含まれる。

◆開催日:2018年7月14日(土) 14時00分~17時00分
 ※13時30分受付開始

◆参加費:
イミケン会員:無料
その他    :2,000円

◆会場:TKP浜松町ビジネスセンター カンファレンスルーム8A
住所:東京都港区浜松町2丁目7-17 イーグル浜松町ビル
電話:03-5733-5723
※地図はこちらをご覧ください。

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